歩きから健康を創る
D-walk
- 認知症
早期発見 - 歩行習慣による
認知症予防 - ご家族による
見守り
早期発見が 重要な 認知症
認知症と診断される方の人数・割合は年々増加しており、 2025年には高齢者の5人に1人が認知症であると試算されています[1]。
健常な方が認知症に至るまでの間に、 軽度認知障害(MCI)とよばれる段階があります。 MCI 段階であれば、適切な治療で最大およそ 40% の方が快復すると報告されています[2]。 そのため、認知症の早期発見は重要です。
D-walk システム
歩行の様子をセンシングしてMCIを推定する技術を開発しました[3]。 D-walkシステムではさらにAI技術を用いた解析により, 汎化性能を高め精度良くMCIを推定します。 日常動作である歩行から手軽に推定できるほか、 カメラやマイクを使わないモニタリング方法のため、 高いプライバシーも実現します。
D-walk システムによる、日々の継続的な歩行モニタリングを通じて、快復率の高いMCI段階での認知症早期発見を実現します。
歩く習慣作りの サポート
認知症予防のために習慣的な運動が推奨されています[4][5]。 D-walkシステムによる歩行習慣の形成で、認知症の予防効果も期待できます。
歩数や消費カロリーなど、 日々の歩きを見える化することで歩く習慣作りをサポートします。
ご家族による 見守り
歩数などの使用状況はご家族の方と共有することができ、歩くことへのモチベーションやご家族とのコミュニケーションにつなげられます。
データ収集へのご協力のお願い
弊社は現在、歩行データの収集に取り組んでおります。 認知症というセンシティブな病気を扱う以上、 精度検証は十分に注意して行う必要があり、 そのためには多数の歩行データの収集が不可欠です。
データ収集では多くの自治体や企業様から、 様々な形でのご協力をいただいております。 ご協力の形としては、健康イベントでの計測や、 介護施設の入居者の方を対象にした計測を行なっております。
測定協力先(一部)
- 岩手県一関市
- 岩手県矢巾町
- いちのせき市民活動センター
- 丸井グループ
- 宝塚医療大学
D-walk システムの一般提供のためには、 引き続き多くの歩行データの収集が必要です。 ぜひ、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
- [1]公益財団法人 生命保険文化センター. 「認知症患者はどれくらい?|リスクに備えるための生活設計|ひと目でわかる生活設計情報|公益財団法人 生命保険文化センター」 (https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/1105.html) (2022/11/04 参照)
- [2]Brodaty H, Heffernan M, Kochan NA, Draper B, Trollor JN, Reppermund S, Slavin MJ, Sachdev PS. Mild cognitive impairment in a community sample: the Sydney Memory and Ageing Study. Alzheimers Dement. 2013 May;9(3):310-317.e1. doi: 10.1016/j.jalz.2011.11.010. Epub 2012 Oct 27. PMID: 23110866.
- [3]SUZUKI, Akihiro, et al. "Estimating cognitive function in elderly people using information from outdoor walking." Journal of Biomechanical Science and Engineering 15.2 (2020): 19-00491.
- [4] Risk reduction of cognitive decline and dementia: WHO guidelines. Geneva: World Health Organization; 2019. Licence: CC BY-NC-SA 3.0 IGO.
- [5]長屋 政博 (2010). 認知症に対する運動および身体活動の効果. The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine, 47(9), 637-645.